【令和6年度 役員研修会が行われました】
2025.2.20
連合会
神奈川県下のシルバー人材センター・生きがい事業団の役員(参加者32名)を対象として、令和7年1月29日(水)かながわ労働プラザにおいて研修会が行われました。
【第一部】
T&RセルフイメージデザインLLC 脳科学者 西 剛志氏を講師としてお迎えし、『80歳を超えても脳が老化しない極意』を講演して頂きました。
80代・90代になっても「スーパーエイジャー」と呼ばれる、若々しい脳で元気で前向きに生きている人がいる。
脳の老化には、①「やる気脳」の老化、②「記憶脳」の老化、③「客観・抑制脳」の老化、④「共感脳」の老化、⑤「聴覚脳」の老化という5つのタイプがあることや、老人脳にならないための習慣としては、よく噛む、多くの選択肢(ビュッフェなど)から選ぶ、花を飾る、見たことのない番組を見る、違う道を歩くなど、小さなことでも良いので新しいことをすると効果があること、また、ウォーキングよりも階段の上り下りの方が有効であること、などについてのお話がありました。
参加者は隣の人との話し合いや、それぞれの脳年齢を診断するために目を閉じたままでの片足立ち(バランス感覚の状況)など、工夫された講演に熱心に耳を傾けていました。


【第二部】
公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会 事務局長 吉野 彰一氏を講師にお迎えし、『シルバー人材センター事業の現状と今後について』を講演して頂きました。
高齢化の状況やシルバー事業の現状、今後のシルバー人材センターの課題・ポイントなどについて、詳細な資料を基にお話しを頂きました。
シルバー事業のいっそうの推進のためには、まず安全対策の徹底が重要であることや、業務の効率化や利用者サービスの視点からのデジタル化の必要性、さらに、会員拡大のためには女性会員を増やすことが求められることから、女性をターゲットにした他県を含めたシルバー人材センターでの先進的な取り組みや、令和7年4月から施行される公益法人法の一部を改正する法律の改正内容(収支相償原則の見直し及び外部理事・監事の設置)などについてもお話がありました。

